神社の境内へと続く道は開演前から長蛇の列となった。若い女性、若い男性、カップル、子供連れ、そして中高年の姿も混じる。2人のファン層の広さをうかがわせた。
午後5時。初夏の日差しはまだ明るい。風が境内の緑を渡り、鳥のさえずりも聞こえる。まず神楽殿に立った浜崎は、弦楽四重奏をバックに、バラードを中心に4曲を披露した。斉藤の作品でしっとりとした曲「アゲハ」を歌い上げるころには夕暮れも迫り、光が入った舞台がぽっかりと浮かび上がった。
続く斉藤はリズムのある曲から切々と胸に迫るバラードまで、夕暮れに包まれ始めた境内で5曲を演奏。聴衆は時には手拍子で、時には引き込まれるように、斉藤の歌声に酔いしれた。テレビのポンキッキーズでおなじみの「歩いて帰ろう」では、力が入りすぎたのか、ギターの弦が切れるハプニングもあった。
この後、2人で登場。サザンの「C調ことばにご用心」に続いて、いよいよ「オリオン通り」に。会場は大歓声に包まれ、ライブは最高潮に達した。最後に往年の名曲「上を向いて歩こう」を歌い上げた。
ここで終了のはずだったが、ファンは一向に帰る気配を見せず、再登場を促す歓声と手拍子が鳴りやまない。これに押されて再び神楽殿に姿を見せた2人は、もう一度「オリオン通り」を演奏。境内は、2人のミュージシャンと聴衆が一体となって「海へ行こうー」のフレーズの大合唱となった。最後には浜崎が音頭を取って「バンザイ」。熱い余韻を残しつつ、コンサートを締めくくった。
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| <ファンの声> |
小沢多美子さん(38) 娘と一緒に一番前で見ました。夕日に照らされて、2人ともとても素敵。音が良くて声も伸びていましたね。斉藤さんの「歌うたいのバラッド」、浜崎さんの「アゲハ」が特に良かったです。またこんなライブを開いてほしい。
小川健一さん(31) とてもすばらしかった。外で、というのが良かった。天気も場所もすごく良かったです。一体感が感じられました。どんどん日が落ちていくのと、会場が盛り上がっていくのが対照的で良かったです。
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